手首骨折後1年 抜釘手術
こんにちは~~♪
あれはちょうど1年前の5月でした。
駐車場の車のタイヤ止めに足を引っかけ、前方へ飛ぶようにダイビングし、見事に手首を骨折。
そしてようやく、つい先日、その時に入れた金属のプレートを抜く手術をして参りましたので、その時の「面白い体験」を書いてみます。
前日からの入院のため、最初の日は特にな~~んにもすることがなく、2食昼寝付きのようなもの。昼食のかつ丼をいただき、のんびりと過ごすのみ。
さて、手術の朝。
看護師さんが迎えに来てくださって、一緒に手術室へ。
そして抜釘手術は無事に終了し、全身麻酔も切れて意識も戻り、病室に運ばれてきました。
術後の痛みに対しては、神経叢ブロックの麻酔もして下さってたので、右腕の感覚が全くありません。なので、当然痛みは皆無。こりゃありがたい!!
一晩過ぎて翌朝くらいになれば感覚が戻ってくるらしいです。なので今は、自分の腕がどこにあるのか全くわかんない。
たぶんこの辺かな~と思って左手で探ってみても、ない!あれっ、おかしいなあ…。
この辺りに腕があると、私の脳は認識してるのに、実際は全然違う位置にあるんです。へ~~~、面白~い!不思議~~!
付き添ってくれていた妹も興味津々。彼女がツンツンと肩や二の腕に触れても、私にはまったくわからず。二人で思わず、「ほ~~、凄いね~~~!!」と感心しきり。
しかし、感覚が皆無だと、腕というものは実に重いのですよ。マジで、よっこらしょっ、という感じで下から持ち上げてやります。
妹が帰る夕方頃には、肘のあたりまでうっすらと感覚が戻って来ました。そして夜になる頃、その「面白い現象」が現れ出したんです。
まだ指先の感覚はゼロでしたが、自分の意思がどの程度腕に伝わるのかな~と思って、試しにグッと力を入れてみたところ、肘から先が、いきなりブーーーンと思わぬ方向に飛び跳ねるではありませんか。
ヒェーーーッ!!なに、なに?どうしたん?なにコレ?
もう一度、動かそうとしてみると、またもやブーーーーン!
いやそっちと違うし。(笑)
全く思ってもみない方向へと動く腕。
ちょっと油断してると、ベッドの柵にもバーン!危ない、危ない。
暴走する腕をちょっとおとなしくさせておこうと、仰向けに寝て、胸の上に置いたつもりが、右腕君、いきなり私の顔面をパ~ンチ!!
自分の腕に殴られたのは初めてです。(笑)
しかし段々、これ大丈夫かしらんと心配になってきた私は、真夜中のナースコール。
「どうされました?」という看護師さんのお声に対して、私は、「あの~、腕が勝手な動きをするんですけど・・・」。意味わからんよね。(笑)
病室に来てくださった看護師さんに、これこれしかじかと説明すると、「う~ん、麻酔が切れかけてきて、まだ筋肉の動きがちゃんとコントロールできてないのかもしれませんね。もう少し様子見ましょう。」とのお言葉。
みんなそうなるんですよ、と言っていただきたかったが、そうでもないらしい。
レアなケースかしら?
結局、右腕をなるべくそ~~っとおとなしくさせ、朝を迎える頃には、指の先まで感覚が戻って来ました。そして、あの暴れん坊の右腕もすっかり従順になり、正常に戻りました。あ~よかった!
じつに面白い体験でした。
では~~~